2013年11月25日月曜日

冬眠の準備。 撮影を振り返って・・。

ご無沙汰しております。

今シーズンも終了間近で、
クマたちは一日の内、ほとんどを寝て過ごしています。
今年は、ミズナラの成りが比較的良く、
太りに太ったクマをよく見かけます。
来年の春には、仔グマを連れた親仔の撮影が
出来るのでは・・と期待しています。

今年は、目標だったミズナラのドングリを
食べるクマも撮影でき、半ばあきらめていた
クマの冬眠行動も映像におさめることができました。

時系列でいえば、ドングリ熊を先に
UPした方がよいと思うのですが、
まだきちんと編集していないので、
冬眠行動の一部をUPします。

7000mmオーバーの撮影なので、
ノイズも解像度もひどいですが、
面白い行動を撮影することができました。






これをもって、一通りのクマの生活、
クマの春夏秋冬を映像におさめることができました。
もちろん、繁殖行動やドングリ後のズミの実など、
撮影出来なかったkey featureも
まだまだ沢山ありますが、
熊に携わって5年、本格的に撮影を始めて2年で
ここまで撮れたなら十分じゃん・・と、
自分に言い聞かせています(-.-)
果たして、来年は撮影に通えるだろうか・・。

僕の撮影に対するモチベーションは、
なぞに包まれたツキノワグマの生態を
映像という誰もが見れる形で
明らかにしたい・・というところからでした。

本格的な動画編集ソフトをまだ導入していないので、
公開はもう少し先になると思いますが、
謎に満ちたクマの生態を上手くまとめて、
近いうちに公開できればと思っております。



2013年10月20日日曜日

春先のうたたね(ツキノワグマ)


枝先でちょこんと。

もやが立ち込めて、かすむ山の肌に見つけたクマ。


はるか遠いクマだけど、こういうクマを見つけられるととても嬉しい。
肉眼ではありんこのようなクマだから、寝ているクマを見つけるのは凄く難しい。

人知れず、ひっそりと生きるクマ。
そんなクマを見つけられたんだから、そりゃあ嬉しい。
春先に、いったいどんな夢を見てるのでしょう。


【動画リンク】

GH3+G Vario 45-175mm+TSN 774(撮影は、35mm換算で2000-3000mmぐらい)

2013年9月30日月曜日

知床へ

ご無沙汰しております。
気が付けば、ブログの更新を2か月も
ほったらかしにしておりました。

いつの日か、知床に行って、
野生のヒグマを見てみたい・・と思っていました。
なかなか長期の休暇が取れないのですが、
今回は6日間も休みを頂くことができ、
念願の知床に行ってきました。

初日は、知床在住の先輩にご案内してもらい、羅臼の方に。
海岸線を歩き、観音岩まで歩きました。
道中で見つけた川では、カラフトマスの遡上する姿が見え、
今更ながら北海道に来た実感を噛みしめました。


北海道といえば。






















日本で、こんな風景を見られる場所は、知床の他ににあるのでしょうか。





















3日目以降は、ブログがきっかけで知り合ったSinhさんにお世話になりました。
Sinhさんが撮影したヒグマの写真は、今までのクマの写真の概念を覆すものでした。
いったいどうやったらこんな風にクマの写真が撮れるのだろうと・・。
そんなSinhさんのブログはこちら。

ほんの少し山に踏み込むだけで、人の世界から遠く離れてしまう。
人の領域は瞬時に消えて、ヒグマの領域に変わってしまうが知床の自然の凄さ。
その懐の深さが如何に凄いものなのかは知ることが出来たけれど、
それがどれほど深いのか・・は、一生かかってもきっと知ることは出来ないのでしょう。

カラフトマスが遡上する川。





















この写真↑は、Sinhさんに撮ってもらいました。

  
とてもきれいなカラフトマス。


ホッチャレと呼ばれるカラフトマスの死体。
栄養価の高い頭部や腹の部分だけ食べる個体が多いようだ。
こういったヒグマの食べ残しも多くの生き物の糧となっていく。

そう簡単には撮れないと思っていたけど、その時は突然訪れました。
まだまだ小さな個体ですが、僕にとっては特別なクマになりました。
またいつか出会えるといいなぁ。



撮影の帰り。有名なプユニ岬から。





















滞在後半には、船にも乗りました。
船から見た景色は、本当に雄大で、知床がいかに大きいか・・
それがよく分かりました。


夕暮れに染まる知床連山
























この度の知床旅行では、本当にたくさんの方にお世話になり、
目標だったヒグマ撮影にも成功する事が出来ました。
ありがとうございました!


2013年7月16日火曜日

満開のズミを食べるツキノワグマ

夕暮れ時ゆえの低照度と逆光に加えて、欲張り過ぎた超望遠・・により、
画質の低下は否めませんが、ずっと撮りたかった光景の一つです。
来年も、、もしフィールドに通う事が出来たら、ぜひリベンジしたい。 
野生動物との出逢いは、本当に巡りあいなので、こんな光景に出逢えてラッキー(と、思おう)
                                   
撮影できるのは年に一度、ズミの花が満開になる
ほんの数日の間だけです。





こちらは望遠を抑えたクリップ。
画質は、まだこちらの方が良いです。



2013年7月15日月曜日

大熊の選択

登りは得意なクマだけど、
下りはそれほど得意ではないみたい。
クマも考え、道を行く。

「ここ、イケるかな?」





動画リンク:http://youtu.be/bd-4_oAdvsQ


2013年7月8日月曜日

『ツキノワグマ、カモフラージュ』 (動画)

 

動物の形や色には、何かしらの意味がある。例えば、岩場を好適地とするカモシカを遠くから眺めると、見事なまでに周囲に溶け込む。長い進化の過程を経て、生存競争を生き延びた先にある動物の形態には必ず意味があるのだ。  

では、何故クマは黒いのだろう? 黒いという事に、どんな意味があるのだろう。ずっと謎だったのだけれど、ある日クマを撮影していて、ふと気がついた。   一度、クマが茂みに隠れると、完全に溶け込んでしまうのだ。動かない限り、そこにクマがいるなんて分からない。1000mmオーバーの超望遠でこれなのだから、一度ファインダーから目を外すと、肉眼でクマを捉える事は不可能に近い。

 最初は、姿を見せないクマを撮影しながら、『いい映像ではないなぁ・・』と思っていたのだけれど、一つの気付きで何倍も意味のある映像になった。野生動物の形態こそ、究極の機能美。それに気がついた時にこそ、動物が輝く。  

 【動画:僕を警戒し、茂みに伏せたクマ。近くにはシカの死体。】


  


2013年7月4日木曜日

太るクマ、痩せるクマ。
















昨年の北関東は、クマの主要な秋季の餌資源であるミズナラのドングリの成りが悪く、出没も増加しました。その影響か、今年は痩せてるクマを多く見かけます。

一方、添付画像の上、2頭のクマは、丸々と太っていて、栄養状態の良さが伺えます。昨年は、日光側でブナが良く成っていた為、これらのクマはブナを食べていたのでしょう。
...
おそらく、過去の経験から『ミズナラ不昨年をどう乗り切るか・・』を熟知していたクマは、日光側のブナに走ったのではないでしょうか。画像のクマは全て同地域に生息するクマですが、若いクマほど痩せている印象です。

今年こそ、実りの秋になると良いのですが、梅雨の渇水が山の実りにどんな影響を及ぼすか、少し心配しています。