2012年8月25日土曜日

カモシカの親仔【HD動画】

5月に撮影したカモシカの親仔。撮影時はまだクマの撮影ができていなかったので、早々に撮影を切り上げてしまいました。毎週、観れると思っていましたが、この親仔を見れたのはこれが最初で最後でした。やっぱり、野生動物との出会いは一期一会ですね。撮れるうちに撮っておくべし!


【HD画質で再生するには、フルスクリーン→再生画質→1080p】




仔カモシカの色が見事に保護色になっていて、動かないと岩と区別がつきません。やっぱりこういうところに自然観察の醍醐味を感じます。ワシがカモシカの仔を捕食していたなんて話もあるので、オオカミがいた時代は、オオカミやワシなどが天敵だったのでしょうね。9月のクマ撮影はチャンスが低いので、カモシカ狙いもいいかもしれないなあと思っています。  

2012年8月24日金曜日

崖に佇む親仔のクマ【HD動画】

フルHD動画を編集出来るPC環境ではないので、ネイティブ動画をそのままアップロード(笑)
6月に撮影した親仔のクマです。1ヶ月ほど追えていたのですが、最近はさっぱりです。


仔熊は母熊の影に隠れていますが、映像の後半では崖をよじ登ろうとしたり、木を登って枝をかじったりします。仔熊がかじった枝がしなり、母熊の前に垂れさがると、母熊もその枝をかじります。
それはなんとも言えない、とても平和的な光景でした。今年はこれを撮れたんだから十分幸せなのかもしれない! 野生動物との出会いは本当に運命的だと思います。たとえ毎日フィールドに通ったとしても、こんな光景にはもう二度とめぐり逢えないのかもしれない。

※フルHD画質で再生するには、フルスクリーン→画質変更(Change Quality)→1080pを選択してください。





さて、なぜこんな崖に佇んでいるのかといったら、仔熊がまだまだ小さいからだと思われます。
母熊は辺りを注意深く見守り、何かの気配を察知すると、敏感に反応していました。特に雄のクマに対する警戒心はものすごく強いものと思われます。見通しのいい、急峻な崖で子育てという訳です。 

崖をよじ登る親仔の映像も撮影しましたが、仔熊でさえこんな崖をよじ登ったり、トラバースしたりしちゃうんですから、同じフィールドに立ったら人間は根本的にクマには勝てないですね。やっぱりクマは凄いなぁと思います。

LUMIX GH2 with G VARIO 100-300mm

2012年8月11日土曜日

秋はもうすぐ。

夏真っ盛りですが、雄ジカ達は闘争の秋に向けて鋭意準備中。まだ袋角ですが、立派な角がお目見えするまであと少し。まだまだ暑い日々が続きますが、なんとも秋を感じさせる光景です。確実に、着々と、秋は迫ってきています。なんだか切ない、、雄ジカ達の恋の歌(ラッティングコール)が聞こえてくると、森は本格的に秋に染まっていきます。





















今年の秋はどんな具合になるのかな。
ブナの実りが悪いのでは、、という情報もあります。

堅果類の実りには経年変化があり、林床がどんぐりで埋まるほどの豊作になることもあれば、全くと言っていいほど実りのない年もあります。原因を自然破壊と結び付けて、人間活動のせいにしようとする安易な論調もなかにはありますが、基本的にそれ自体(豊凶)は異常なことではありません。それに、地域や樹種によっても豊凶の差はあります。 クマを含め、生き物たちは、植物側の実り具合の変化に対応しながら進化してきたはずです。 豊凶があるのは、異常なことではないのですが、願うのはやっぱり平和な秋ですねぇ。山にどんぐりをバラ撒く・・なんて暴挙が起きない秋であることを祈っています。

ちなみに、最近のクマ観察は外ればっかりであります。9月に入ると撮影が難しくなるのですが、今年はなんとかミズナラにたかるクマを撮影したいなあと思っています。